majerca’s blog

日本全国の障害者施設で作られた雑貨だけを集めたセレクトショップ「マジェルカ」のブログ

「伝えたい想い」を届けるのが私たちの仕事

こんにちは、オーナーでない方のFです^^

 

 

大寒も過ぎ、少しずつ陽が長くなってきました。

寒さが続いてはいるものの、春がゆっくりと近づいて来てるような気がして嬉しくなってきます。

 

 

マジェルカで売り場に立っていると、来ていただいたお客様からさまざまなお言葉を頂戴します。お店や商品に対するお褒めのお言葉などは励みになりとても嬉しいものです。いち従業員である私ですら何となく誇らしい気持ちになったり(笑)

 

その中でも近ごろとても印象深い、勉強となるお言葉をいただいたので、今日はその事について書きたいと思います。

 

 

そのお客様はお身内に障がいを持った方がいらっしゃるとの事でした。その方がマジェルカの商品について

 

「言葉にできなくても、伝えたい想いがたくさんある」

 

と仰ってくれました。私はその言葉にマジェルカというお店の意義というか、メッセージがしっかりとお客様にも届いているのだという喜びと、深い共感を得ることができました。

 

 

 

 

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昨年、お取引のある作業所「杉並いずみ」さんを見学させていただく機会があったのですが、そこではメンバーさんたちが刺し子ふきんやボンボンモール、フェルトのヘアゴムなどをひとつひとつ、それは丁寧に時間をかけて制作されていました。

 

フェルトのヘアゴムに使用されている『フェルト玉』を作るには、石けんとお湯と羊毛を丸いプラスチック容器(いわゆる〝ガチャガチャ〟のカプセルですね)に入れて、それをひたすら振って、丸く成形していきます。

 

羊毛は温かいお湯にひたすと繊維の表面(髪でいうキューティクル)が毛羽立ちます。そうすると繊維同士が絡みやすくなり、石けんのぬるぬるで繊維を滑らせ絡み合わせていきます。

その後、石けんの成分を洗い流して温度を下げると毛羽だった繊維の表面が締まり、繊維も縮んでしっかりと丸い形となって完成!(ウールの衣類を水洗いすると縮んでしまう現象を逆手にとった制作法ですね^^)

 

と、言葉にすると簡単そうですが、実際に体験させていただくとキレイな丸にはならず、楕円形になってしまいました^^;

 

 

マジェルカに並んでいるフェルト玉を使った商品はそのどれもが本当にキレイな丸で形成されていて、作業所の方に聞くとひとつの玉を作るのに10分から人によっては半日(!)も振り続けるとのことでした。

 

実際にやると分かるのですが、10分振るだけでも腕が相当疲れます。それでも作り手さんたちはひとつひとつ心を込めて手間暇をかけながら作り続ける。そんな日々の頑張りが形となって、まん丸の美しいフェルト玉として温かみのある素敵な商品となる。

 

お客様の仰った「言葉にできなくても、伝えたい想いがたくさんある」には、商品は何も語らずとも、言葉を超えた、作り手さんの積み重ねた時間や想いが伝わったからだと思います。

 

 

私たちの仕事はそんな作り手さんの「伝えたい想い」が形となった商品を、お客様にきちんとご提供すること。作業所を見学したことで得た知識や、商品が出来るまでの過程をお客様にもお伝えすることができたら、もっとその商品の素晴らしさを分かっていただけるかも、と思いました。

 

 

フェルト玉に限らずマジェルカの製品にはそれぞれ言葉にできないストーリーがあって、沢山の「想い」が溢れています。ぜひお越しになって、そして実際に手に取ってそんな「想い」に触れていただければ嬉しいです^^