”プロレスは試合中の反則が許されている唯一の競技である。 しかもカウント5までOKなのだ。 プロレスは競技ではない、ショーだという人がいる。 確かに、試合には一連のストーリーがある。 だが、その話の展開は実にエネルギッシュで激しい。流血沙汰もいとわない。 こうして観客席を興奮のるつぼに引き込みながら、
あらかじめのストーリーがあったことなど忘れさせてしまう。 私たちはこんな空気を障害のある人たちの支援の場面にも吹き込みたいと思った。 常識的でお行儀のよい福祉ではなく、障害のある人たちがあたかもリング上のスターであるように、 一緒に盛り上がりたいと考えた。 しかも、カウント5まで反則もありだというなら大胆不敵な試みに挑んでみたい。”
なかなか面白いですよね?
「反則しない」ではなく、ルールに則ればカウント5までなら「反則もOK」という捉え方!
むしろそれができるのなら積極的に大胆にという。
これまで福祉作業所のモノづくりや活動を見てきたつもり。
右も左もわからなかった始めの頃は色々なモノづくりや活動や人達と触れ合って何もかもが新しく
新鮮で楽しく刺激になることばかり(そんな体験、もちろん今でもたくさんありますよ)でしたが
色々知るにつれ、
「なんでもっと色々チャレンジできる環境や条件にあるのにこじんまりと無難なモノづくりばかりなの?」
と思うようにも。
分かりやすく言えば、民間の事業だと採算重視しなければならないけれど福祉施設だとそこを
求めなくてもやれちゃったりしますよね?(良くも悪くもですが)
そんな時にご紹介頂いたのがNPO法人「かうんと5」の理事長S氏と一人で切り盛りしているI氏
活動にあたって掲げているコンセプトが冒頭のモノ。
話をしていてもちょっと他の福祉の方々と違っていて面白く、マジェルカの活動にも深い共感を示して
くださいました。
「かうんと5」さんの商品づくりや今後の展開などのお手伝いを、という事で一度お邪魔する事に。
場所は埼玉ですが武蔵嵐山とかいうなかなか遠い場所。
電車で降りると駅前に店らしい店もなく、なんだかノスタルジックな感じに。
キャンプや山登りに行くような場所だったりするのでした。。。
「かうんと5」自体はSさんもIさんもこちらのこの辺では立派な社会福祉法人昴の方々。
「かうんと5」で作家として活動する障害のあるメンバーもこのデイセンターウィズの利用者さん。
「かうんと5」の看板作家はこちら
実際に作品も。
分厚い「プロレス大全集」が資料としておいてあった。
笑ったのは、ケンジさん描いてもらおうとするとたまに嫌がって逃げてしまうそう(°▽°)
なんかこんなモノも作ってたり!
これヤバイ!!
そのうちマジェルカにもお目見えなるか!?
外に出るとカヌーが。
すぐそこは日帰りキャンプ場の人気ナンバー1(だったかな?)な河原があるというなんとも
のどかな場所で生み出される凶暴(全然そうでもない)マスクマンたちなのでした。